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19世紀とは

19世紀とは
 >年号で画することのできない、社会の変化というものもある。フランスでは 19世紀前半に起こった産業革命により、農村から都市への大量の人口移動が起こる。一方ではブルジョワジーという少数から成る支配階級が、他方ではプロレタリアートという多数から成る被支配階級が生まれる。両者間の階級対立のなかで、大多数を襲う貧困問題が、児童や女性も巻き込む労働問題が、また身体および精神の両面にわたる衛生問題が、人々を悩ませるようになる。瞬く間に拡大していく鉄道網は、ヒトやモノの移動にかんして、範囲を拡げ、速度を上げる。石炭や石油といった化石燃料が、大量に消費されるようになり、またこの世紀の終わりになって生まれる電気は、人々の生活の隅々にまで浸透していく。植民地の拡大は、北アフリカから中央アフリカ、中近東、インドシナ半島と、とどまるところを知らない。コレラやチフス、結核といった感染症が広がる一方、医学や細菌学の発達により、こうした感染症の原因が特定される。その結果、有効な対策が打たれることで、乳幼児の死亡率は劇的に下がり、平均寿命は飛躍的に延びていく。世紀の前半には写真、後半には電話や蓄音機、終わり頃には映画という新たなメディアが生まれ、人々の視聴覚体験を揺さぶる。そしてかつて、人々の生活を隅々に至るまで支えていた、カトリックという宗教は、医療や教育といった場から駆逐され、その影響力を次第に失っていく。しかしそれに変わる精神的支柱は、いまだ見いだされることがない。
 <北垣 徹 西南学院大学文学部教授 社会学・社会思想史 横浜美術館のサイトから抜粋>

 素人がしたばたと19世紀を調べていてある程度まとまった認識が出来たかなと思ったら、上記のような簡潔にして明瞭な文が出てきました。しかも現在開催中の「フランス絵画の19世紀美術」・です。19世紀の変転ぶりは20世紀の比ではないほど複雑です。政治、文学、絵画、音楽・・複雑怪奇、さらに自然科学の展開を入れたらその統一像を示すことの出来る人はいないのではないかと思うほどです。  が・・・たかが百年、人の日常生活がそう大きく変化するはずはないです。確かに数ヶ月かかった船旅も飛行機ならひとっ飛びでしょう。アフリカが暗黒の大陸と言われて猛獣しかいない土地というイメージだったのに・・今は眉毛タレントがワニと綱引きする時代になってしまいました。

 今日は1日ある伝記にはまっていました。19世紀の生活はどんなものかを知るためです。・・最晩年皮膚病と気管支炎に苦しめられる・・・今で言ったらなんだろう?と思います。精神的影響、が皮膚と気管支に出ると現在我々が聞いたら、アレルギーを考えてしまいますが・・・しかもロンドンの空気がいいわけはないですから。北垣教授も19世紀は革命の世紀として特徴づけています。もう一つの知識ですがこの当時の労働者とは「職人」なのですね。仕立て職人○○、時計職人○○・・実態はどうか知りませんが、熟練の職人や職人頭・・こうした層が労働運動の中心のようです。学問はないが・・腕はある・・そうしたブルーカラーを労働者と言ったようです。

 *フランスの学芸員の方の多くも「フランスでもアカデミズムは評価されてない」と言う方が多そうです。
 *私がこうしてブログで書いているのは、今までの美術史をそのままにしていたら、今後の可能性がないと思うからです。老人は美術館に大挙して押しかけていますが、若い人の顔を見ることが少ない状態にあります。「美人」はTVにあふれ、街にも「美人」が多くなりました。スーパーでも曲がったキュウリは見られず、まして虫の食った柿・・など見られません。「リアル」という事が昔とは逆転してしまったように思います。・・・50年前の漁村の写真など今から見るとまるでニューギニヤの写真のように見えます。 2009.08.18

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