スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[東京物語]のデジタル・リメイク版を今見ました。半分退屈な映画で・・でも余韻が続くという感想でした。読みかじりの本の批評にあった造形的には「人物を横むきに配置する構図」・・・というより、「画面をモンドリアン風?に柱やふすまで構成している絵づくりに関心しました。また白黒の映画だからかも知れませんが路地やパース風な廊下に細心の計算(造形的リズム感?)が感じられました。また光線の感覚(ハイキーとかローキーとか)にもデッサンのような感性が見られました。色がないという事が、光や構図を意識した絵づくりになってるところが面白いです。

 ストーリーとしては個人的な感想ですが・・「原節子さん・・」が、義理の母から「遠慮せずに再婚しなさい」と言われる場面・・・そう言えば私も義理の父母にそう言われたことを思い出しました。自分の子を亡くして、連れ合いとの関係・・・親はどんな気持ちでそう言うんだろうか・・今でも理解できないでいます。

・・・笠さん・・は山田洋次監督の「家族」でも似た演技をしていたのを思い出しました・・・達観とでも言ったらいいでしょうか。若い者の面倒にならないように・・いつもにこにこしている。「家族」では北海道についた笠さんがあっけなく亡くなります。東京物語では妻の東山さんが尾道に帰り着いた直後に・・・同じ展開でした。

 自分を振り返ると、笠さんのような達観した心境にはなれそうにもありません。「人生は苦だよ」と私の義理の父はしみじみと私にいいましたが、今考えるとまだ60歳になるかならないかの年齢でした。

 それでも私にも「自分に先がない」という事が、青年期でも中年期でもない老年期の特徴だと言うことが少しはわかるようになりました。・・・・この現実世界の事は若い人に譲らなければならない・・・つまり老年期は「思いが、現実にはならない環境に移行する」という事です。老年になると、中学生や高校生が「夢ばかりで、現実がなにもない」のと似た環境に置かれるんだと言うことです。

 NHKの番組でも紹介されていたけれど・・・新しい山田作品がつくられると言います。(ネットからの引用)

 監督生活50周年を迎えた山田洋次監督(79)の最新作で、名匠・小津安二郎監督の「東京物語」(1953年公開)をモチーフにした映画「東京家族」(2012年公開予定)のキャストが、明らかになった。瀬戸内の小島から上京する老夫婦に菅原文太(77)と市原悦子(75)。もう1組の“主役”となる次男とその恋人を妻夫木聡(30)と蒼井優(25)が演じるなど豪華俳優陣が顔をそろえる。

 半世紀にわたる山田監督の監督生活を飾るにふさわしい、豪華キャストが勢ぞろいした。

 「東京家族」は、松竹の大先輩である小津監督の名作「東京物語」をモチーフに、舞台を現代に移した物語。約50年前にはなかった「孤独死」や「独居老人」の問題を織り交ぜながら、家族の在り方を描いていく。

 また市原には「若い頃から庶民の役をやっていて、地方出身の老人を演じられる珍しい人。彼女が持っている、どことなくユーモラスな雰囲気にもひかれました」。内面からにじみ出る雰囲気が、“原作”の母親役に通じるところがあるという。
 同じ人物設定の中、「東京物語」と最も異なるのは、次男の昌次が生きており、物語の中でも重要な役割を占める点。その昌次には、妻夫木が抜てきされた。「かなり早い時期から、決めていた。この役は、ちょっと頼りない美青年である必要がある。彼を初めて見たとき『きれいな子だな』と思った」

「『東京物語』は、親が子に裏切られるのがテーマだけど、僕はもう一つ付け加えたい。それは、若い人たちが次の時代を作っていくということ。映画には『小津監督にささげる』とつけるつもりだけど、同じ映画を作ったんじゃ、意味がないからね」。4月1日にクランクインし、夏頃の完成を予定している。

 * 市原さんは山田作品ははじめてではないでしょうか。悦ちゃんは私の中学校、高校の先輩にあたります。会ったことないけど・・中学校の時先生の影響で演劇部に入ったらしいです。大いに期待したいですね。





スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

abatorie10

Author:abatorie10
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。